インフルエンザ

日本では年間約1万人が、インフルエンザに
関連した病気で亡くなっています。

感染
いったん流行すると急速に感染が広がるインフルエンザ。
特に小さなお子様やご高齢の方にとっては、インフルエンザは命に関わる病気です。

例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定1000万人と
されており、うち約1万人がインフルエンザ感染が関連する病で死亡しています。

また若いからといって、危険がないわけではありません。
感染してしまうと重症化する可能性も十分にありますし、もし仮に重症化しなくても、1週間ほどは仕事や
学校を休む必要があるため、社会生活上の問題も大きい疾患です。

臨床症状

A型

 A型インフルエンザウイルスによる感染は、不顕性感染からウイルス性肺炎によって致死的になるものまで、さまざまである。典型的な症状は気管気管支炎である。潜伏期間は、短いものでは24時間、長いものでは4~5日である。頭痛、悪寒、乾性の咳などを伴って突然発症し、続いて高熱、筋肉痛、全身衰弱、食欲不振が起こる。 インフルエンザの症状で最も特徴的なのは発熱で、24時間以内にピークに達する。通常は38~40℃であるが、しばしば若年者では41℃にまで上昇する。発熱持続期間は平均3日である。発熱に続いて、咽頭痛、声枯れ、咳、痰、鼻汁などの呼吸器症状が出現してくるが、解熱後数日で回復する。小児が感染した場合、上記の症状に加えて小児特有の症状を示す。体温は大人よりも上昇し、しばしば熱性痙攣を起こす。嘔吐、腹痛などの消化器症状を示す頻度も高い。中耳炎、クループ、筋炎も小児に合併しやすい。

B型、C型

 B型インフルエンザウイルスによる症状はA型とほぼ同様であるが、筋炎と消化器症状を起こす確立がはB型で高い。C型インフルエンザウイルスは上気道感染症を散発的に起こすが、重篤な下気道感染を起こすことは少ない。自覚症状に比較して他覚的所見は乏しく、眼球結膜の充血や咽頭発赤を認める程度で、診察上は顕著な変化はない。

発症事例

63歳男性 高熱にて初診(第1病日)抗ウイルス剤+抗生物質で治療(第15病日)
インフルエンザ感染による肺炎症例
左症例の略治癒後のレントゲン像
白い雲のような肺炎画像が認められる
まだ浸潤陰影を残すが何とか救命成功!

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油断できない「合併症」

 高齢者や、若くても呼吸器・循環器・腎臓等の慢性疾患、糖尿病等の代謝疾患・免疫疾患を持つ患者様などは、感染すると合併症を起こし、肺炎等の重篤な状態につながっていく可能性が上がります。同時に元々持っている病気も悪くなるので、そういった人達では入院や死亡の危険が増加する事になります。

小児の場合、特に問題になっているのが「インフルエンザ脳症」という病気です。これは感染後に急激に悪化する急性脳症の事で、具体的には意識障害、けいれん、異常言動・行動等の症状を起こします。

 患者様の中でも特に喘息などの呼吸器疾患を持つ患者さんは、感染による合併症リスクが高いとされています。症状が進むとともに、喘息の発作や呼吸困難も起こりやすくなり、それによって気道や肺の状態がさらに悪くなって、症状が重くなりやすいのです。

うがいや手洗いなど基本的な予防と同時に、重症化を防ぐためには慢性的な炎症を放置せず、喘息のコントロールをしっかり行い、発作を起こさない状態を保ち、かかってしまった時の為にワクチンを打つことがとても大切です。

安全性の高いワクチン

ワクチン
インフルエンザは、予防接種を受けることで「かかりにくくなる」
「かかっても軽く済む」という2つのメリットがあります。
特に高齢者、乳幼児、呼吸器疾患をお持ちの方は予防接種を受けることで、
死亡の8割を防ぐことができると言われています。

また、流行してからの接種は、予防接種の効果が表れる前に感染する危険性があるので、流行する前に
打つことが肝心です。最近は11 月や12 月から流行る都市もあるので、早めに済ませると安心です。

インフルエンザワクチンの副反応としては発赤、腫脹、疹痛などの局状が10% ~ 20% に見られますが、
通常2~3日で消失します。ショック、アナフィラキシー様症状のような重篤な副反応の発生率は
1%未満と極めて少なく、インフルエンザワクチンの安全性は高いと言われてます。

インフルエンザ迅速診断キットの操作および判定方法

キット
早期診断のためには、鼻咽腔の擦過標本や分泌液を用い免疫蛍光抗体法や酵素抗体法により、
インフルエンザウイルス抗原を証明する方法が実用化されている。
この方法は15分以内に結果がわかるので、診断を急ぐ場合には利用価値が高い。
またこの方法により、インフルエンザの型の判定も行われるので、適切な薬が選択できるというメリットも有る。
ウイルスを検出するために、綿棒を鼻腔に差し込みます。少しばかり痛みますが、ご辛抱ください。
また、この検査は70%程度しかインフルエンザ感染症であることを正しく診断できませんので、
たとえ検査結果が陰性でも、医師が臨床的にインフルエンザと診断したら、
素直にインフルエンザの処方箋を受け入れる方がよいでしょう。

インフルエンザが流行する前に
早めに予防接種を受けることをおすすめいたします。

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