|
 |
 |
 |
日本人の三大死因は、がん、心臓病、脳卒中です。4番目に多い死亡原因は肺炎です。免疫力の低下した高齢者の肺炎では抗生物質の治療が間に合わないことも少なくありません。インフルエンザに対するインフルエンザワクチンのように、事前に細菌性肺炎を予防することは大変重要です。
|
|
 |
| 肺炎双球菌による古典的な肺炎の予防に開発されたのが、肺炎球菌ワクチン「ニューモバックス」です。私は、このワクチンが市販されて以後10年間にわたり、約100人の細菌性肺炎で入院された高齢者患者さんに投与を行ってきました。細菌性肺炎の予防効果は、かなり良いとの印象をもっています。この予防接種は一年中いつ受けても良く、一回注射すれば5年間以上効果が持続します。 |
|
 |
| 基本的には老年期に一度ワクチン接種しておけば十分です。肺炎球菌は肺炎、気管支炎などの呼吸器感染症や副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎などを起こします。これらの予防に肺炎球菌ワクチンは有効です。しかし、肺炎球菌以外の原因で起こった肺炎などには、残念ながら役に立ちません。これは、インフルエンザワクチンの予防接種をしていても、一般的な感冒に罹患するのと同じ事です。両者のワクチンの併用は下の図のように大変有効です。 |
|