インスリンの保管、どうしてますか?

監修: 三島 渉(医学博士、横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック理事長)
呼吸器学会専門医/禁煙学会専門医/アレルギー学会専門医/内科学会認定医
医療法人社団ファミリーメディカル理事長

今日はインスリンの保管方法についてお話します。

未使用のインスリンは、普段冷蔵庫に
保管するようにと言われていますが、それはなぜだと思いますか?

インスリンはたんぱく質でできています。
たんぱく質は極端な温度変化に弱いのです。

インスリンの場合、37度付近から急速に変性が進みます。

また、インスリンは、温度だけではなく光にも弱いため、
直射日光下に長い間放置することも、変性する
要因の一つだと言われています。
(光によりインスリンの含量が低下します)

なので、夏のインスリンの保管方法は
特に気をつけるように言われていると思います。

では、冬はどうでしょうか?


難しいのは、
凍ってしまうくらい低すぎる温度でもいけない、ということです。

一度凍結すると、溶けてもインスリンの結晶が変化したり
注入器が故障したりする可能性があります。

チルド室や冷気の吹き出し口は、冷蔵庫といっても
温度は0℃以下になることがあるので、この場所は注意が必要です。

未使用のインスリン使用時に

・カートリッジ内に小豆より大きな空気(気泡)がある
・注入ボタンが重くて押せない(いつもより重い)
・カートリッジのガラスにヒビが入ったり、ゴム栓が膨張・破裂している
・懸濁製剤の沈殿がいつもより速い

上記のような現象が起こっている場合は、一度凍らせてしまった
インスリンかもしれません。

心当たりがある場合は、使用をやめ、主治医にご相談ください。

監修者プロフィール

三島 渉 (医学博士、横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック理事長)
呼吸器学会専門医/内科学会認定医/禁煙学会専門医/アレルギー学会専門医
医療法人社団ファミリーメディカル理事長

平成9年横浜市立大学医学部卒業。呼吸器内科専門医として活躍する一方、現代医学の限界を痛感。医学研究による解決を目指し、横浜市立大学大学院入学。分子細胞生物学を専門として、がん転移に関連する細胞機能の研究を行い、平成17年医学博士取得。

その後再び臨床の現場に戻るも、症状がひどくなってからでないと来院してもらえない医療の世界の構造的な問題を認識。

「症状がまだ軽いうちに気軽にかかってもらえるクリニックをつくろう」と決意し、平成19年横浜市南区に呼吸器内科専門の「上六ツ川内科クリニック」を開院。病気が進行すると改善が難しい呼吸疾患の早期発見・早期治療の重要性を伝えている。

現在、毎月500人以上の喘息患者と100名以上のCOPD患者を診療。禁煙治療にも力を注ぎ、呼吸器疾患で苦しむ人のいない社会の実現を目指している。年間約100名の禁煙指導を行い、84.6%の禁煙成功率を達成している。

電話番号のご案内 電話番号のご案内
当院の診察は完全予約制です
当院の診察は完全予約制です
アクセス
予防接種予約
WEB予約
よくある質問集
医師募集
スタッフ募集
治験に関するお問い合わせはこちら
糖尿病教室
当院の診察は完全予約制です
アクセス

記事のカテゴリー

横浜市南区六ツ川1-81 FHCビル2階