カビ、秋も梅雨同様に対策を。

著者: 三島 渉(医学博士、横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック理事長)
呼吸器学会専門医/禁煙学会専門医/アレルギー学会専門医/内科学会認定医
医療法人社団ファミリーメディカル理事長

今回の台風18号は甚大な被害をもたらしていますね。
被害を受けた皆さまに心からお見舞いを申し上げます。
横浜でも、数日前までまるで梅雨のように長い雨が降り、湿度が高い日が続きました。

実は秋は、梅雨と同様にカビに気を付けたい季節です。

カビは、多温多湿な環境にある食べ物、植物、プラスチック等、どんなものにでも発症し、
時に私達の健康に害を及ぼすことがあります。
カビが私達の身体に及ぼす悪影響
・感染症
・アレルギー反応
・カビ中毒

「カビによる感染症」

空気中に浮遊しているカビを吸い込むことで起こる感染症には、真菌性肺炎、カンジダによる食道炎や胃腸炎、クリプトコッカスによる髄膜炎などがあります。
また、皮膚に直接触れることで起こる、白癬菌による皮膚真菌症(いわゆる水虫)も代表的な感染症のひとつです。いずれも免疫力が低下すると感染しやすくなります。

「カビによるアレルギー反応」

カビによるアレルギーは、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などです。
カビによるアレルギーの発症や、すでに持っているアレルギーの症状悪化は、免疫力に関係ないので、身の回りのカビをできるだけ排除することが大切になります。

「カビ中毒」

カビの一部にはヒトや動物に毒となる「カビ毒」を作るものがあります。
長期間連続して摂取しなければ大きな障害を起こすことはありませんが、中には発がん性を持つカビ毒もあります。
カビが生えた食品は、そのまるごと食べないようにしましょう。

カビ対策はどうすればいい?

カビは室温20~25℃、湿度65%以上を好みます。湿度は60%前後にコントロールし、窓を開けてこまめに換気を行う、部屋の掃除だけでなく、お風呂のカビ対策や冷蔵庫の中の掃除、洗濯機の掃除などもしっかり行って、清潔を保つことを心がけましょう。

著者プロフィール

三島 渉 (医学博士、横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック理事長)
呼吸器学会専門医/内科学会認定医/禁煙学会専門医/アレルギー学会専門医
医療法人社団ファミリーメディカル理事長

平成9年横浜市立大学医学部卒業。呼吸器内科専門医として活躍する一方、現代医学の限界を痛感。医学研究による解決を目指し、横浜市立大学大学院入学。分子細胞生物学を専門として、がん転移に関連する細胞機能の研究を行い、平成17年医学博士取得。

その後再び臨床の現場に戻るも、症状がひどくなってからでないと来院してもらえない医療の世界の構造的な問題を認識。

「症状がまだ軽いうちに気軽にかかってもらえるクリニックをつくろう」と決意し、平成19年横浜市南区に呼吸器内科専門の「上六ツ川内科クリニック」を開院。病気が進行すると改善が難しい呼吸疾患の早期発見・早期治療の重要性を伝えている。

現在、毎月500人以上の喘息患者と100名以上のCOPD患者を診療。禁煙治療にも力を注ぎ、呼吸器疾患で苦しむ人のいない社会の実現を目指している。年間約100名の禁煙指導を行い、84.6%の禁煙成功率を達成している。

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