ピークフロー値は大事な予兆

著者: 三島 渉(医学博士、横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック理事長)
呼吸器学会専門医/禁煙学会専門医/アレルギー学会専門医/内科学会認定医
医療法人社団ファミリーメディカル理事長

今日はピークフロー値についてお話したいと思います。

皆様、ピークフローとはなにかご存知ですか?

 
ピークフロー値とは
「フーッ」と目一杯に吐き出した息の速度(最大呼気流量)のことで、ピークフローメーターという専用器具を使って測定します。

この数値を毎日測定することによって、喘息のコントロールに大切な「自身の気道の状態」を客観的に把握する事ができます。

ピークフロー値の測定は毎日、朝と晩の決まった時間に、決まった姿勢で3回ずつ測定し、一番高い値をぜんそく日記に記録しましょう。

グラフを見て、低い数値が続いているときは、気道が狭くなって発作が起こりやすい状態ですので注意が必要という事なのです。

ピークフローの標準値を計算することで、本来どれくらいのピークフロー値があったらいいのかを知ることができます。

 
「ミニライト(ATS目盛り)の場合」

男子の標準値(l/分)=

77.0+64.53×身長(m)3+0.4795×年齢2

女子の標準値(l/分)=

-209.0+310.4×身長(m)+6.463×年齢

 
ピークフローの日内変動率

を次の計算式で求めることができます。

日内変動率(%)=(最高値-最低値)÷最高値×100

 
毎日記録するのは大変かもしれませんが悪化したときの予兆をつかむためにも

ピークフロー値を把握しておくのが大事なので忘れずに行ってくださいね!

著者プロフィール

三島 渉 (医学博士、横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック理事長)
呼吸器学会専門医/内科学会認定医/禁煙学会専門医/アレルギー学会専門医
医療法人社団ファミリーメディカル理事長

平成9年横浜市立大学医学部卒業。呼吸器内科専門医として活躍する一方、現代医学の限界を痛感。医学研究による解決を目指し、横浜市立大学大学院入学。分子細胞生物学を専門として、がん転移に関連する細胞機能の研究を行い、平成17年医学博士取得。

その後再び臨床の現場に戻るも、症状がひどくなってからでないと来院してもらえない医療の世界の構造的な問題を認識。

「症状がまだ軽いうちに気軽にかかってもらえるクリニックをつくろう」と決意し、平成19年横浜市南区に呼吸器内科専門の「上六ツ川内科クリニック」を開院。病気が進行すると改善が難しい呼吸疾患の早期発見・早期治療の重要性を伝えている。

現在、毎月500人以上の喘息患者と100名以上のCOPD患者を診療。禁煙治療にも力を注ぎ、呼吸器疾患で苦しむ人のいない社会の実現を目指している。年間約100名の禁煙指導を行い、84.6%の禁煙成功率を達成している。

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