
「臨床検査技師って、実際どんな仕事をしているんだろう?」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
臨床検査技師は、医師の診断や治療を支える“医療の要”ともいえる存在です。
特に呼吸器内科では、肺機能検査や感染症の検出など、検査データがそのまま命を守る判断材料になります。
本記事では、そんな臨床検査技師の実際の業務内容から、今後ますます注目される将来性、当院での働き方やキャリアの広がりまで、分かりやすくご紹介しています。
新卒の方も、キャリアチェンジをお考えの方も──
「人の健康を支える仕事がしたい」「専門性を高めながら、長く活躍したい」
そう考えるあなたにとって、臨床検査技師という職業、そしてファミリーメディカルは、きっと魅力的な選択肢になるはずです。
1.臨床検査技師とは?呼吸器内科での役割を解説
「臨床検査技師」と聞いて、すぐに仕事内容をイメージできる方は少ないかもしれません。
しかし、私たちが病院で受ける検査の多くは、臨床検査技師の手によって支えられています。
とくに呼吸器内科の診療においては、肺機能検査や血液ガス分析、感染症の検出など、検査の正確さが診断や治療方針に直結するため、臨床検査技師の専門的な知識と技術は不可欠です。
臨床検査技師は、医師が診断や治療を行うための根拠となる「検査データ」を提供する、医療の土台を支える専門職。
患者さんと直接話す機会は少ないものの、医療の質を左右する重要なポジションといえるでしょう。
2.呼吸器内科で求められる検査のプロフェッショナル
呼吸器内科では、咳・息切れ・喘息・肺炎・COPD・間質性肺疾患など、さまざまな呼吸器疾患が扱われます。
これらの病気を正しく診断し、適切な治療を行うためには、以下のような検査が不可欠です。
・スパイロメトリー(肺機能検査)
肺の容量や空気の流れを測定し、COPDや喘息などの診断に活用されます。
・血液ガス分析
呼吸によって体内に取り込まれた酸素と二酸化炭素のバランスを測定し、呼吸不全や重症肺炎の把握に用いられます。
・喀痰検査・PCR検査
感染症の有無や原因菌の特定に役立ちます。新型コロナウイルスの診断にも重要な役割を果たしました。
・胸部エコーや心電図検査
呼吸器疾患に合併しやすい心疾患や胸水の有無のチェックに利用されます。
これらの検査を正確に、そして迅速に行うためには、高度な専門知識と医療機器の扱いに慣れた臨床検査技師の存在が欠かせません。
3.高齢化社会と感染症対応で高まる臨床検査技師の重要性
日本の高齢化が進む中、病気の早期発見や予防医療のニーズが高まっています。
そのため健康診断や各種検査の件数は増加傾向にあり、それを担う臨床検査技師の需要も今後高まるでしょう。
また、呼吸器慢性疾患を抱える患者さまも増加しています。
COPDや肺がん、間質性肺炎などは、早期の診断と定期的な検査による経過観察が必要不可欠です。
検査精度の向上が医療の質を左右する今、臨床検査技師の役割はますます重要になってきています。
また、新型コロナウイルスのパンデミックにより、PCR検査や抗原検査といった検査手技が注目されました。
これらの対応を担ったのも臨床検査技師です。
迅速な感染判定と拡大防止には、検査のプロの力が必要とされていたのです。
4.臨床検査技師の将来性:安定と専門性の両立
臨床検査技師の需要は今後も増加すると予想されています。
厚生労働省の統計でも、医療機関による検査業務の内製化や健診機関の拡充により、求人は右肩上がり。
とくに中小規模の病院やクリニックでは「検査も院内で完結させたい」というニーズが強まり、幅広い活躍の場があります。
当院では、すでに「チーム医療」を推進しており、臨床検査技師も検査の専門家として医師と連携し、活躍しています。
問診だけでは分からない病気の原因を、臨床検査技師による「検査」を通し、「データ」として結果が目に見えることで、患者さまに「分かりやすい説明」と「より最適な治療方法」をご提示できると考えています。
医師と臨床検査技師の両輪で、患者さまの治療をサポートし、より幸せな生活を送って頂くことが当院の願いです。
4-1.スペシャリストとしてのキャリアも
臨床検査技師は、現場での経験を積みながら、以下のようなキャリアアップが可能です。
・超音波検査士などの認定資格取得
・病理・細菌・微生物分野などの専門領域への進出
・検査部門のマネジメントや教育係としての活躍
・製薬企業や研究機関へのキャリアチェンジ
超音波検査士や細胞検査士など高度な認定資格を持つ臨床検査技師は、多くの医療機関から必要とされ重宝されています。
専門性を高めることで活躍の場はさらに広がり、今後もそうしたスペシャリストの需要は増えていくでしょう。
また、病院やクリニック以外にも製薬企業や医療機器メーカーで臨床検査技師の知識を生かして働くケースも出てきています。
知識と技術を積み重ねることで、医療の未来を担う人材へと成長していけるのです。
当院では、地域密着型のクリニックでありながら、大学病院並みの検査機器を揃えています。
呼気NO検査の実施件数では、全国でも有数の施設といえるでしょう。
これは、理事長である三島渉の「呼吸器疾患の早期の段階から専門職が介入をし、早期発見・早期治療を行う」という理念に基づいています。
5.臨床検査技師に向いている人とは?
向いているタイプには以下のような特徴があります。
・正確性が求められる作業が得意な人
小さな数値の違いが命に関わるため、ミスのない丁寧な仕事が求められます。
・機械操作やデータ処理が好きな人
検査機器を扱うことが多く、数値を見て分析するのが得意な人に適しています。
・チームワークを大切にできる人
医師や看護師と連携する場面も多く、協調性や報連相が重視されます。
・医療に貢献したい気持ちがある人
検査の結果が診断や治療方針に大きく影響するため、人の役に立ちたい気持ちが原動力になります。
丁寧で緻密な仕事、その裏には熱い情熱・やりがいを持っている、まさに「陰の功労者」と呼ばれる存在ですね。
6.医療法人ファミリーメディカルで働くメリット
医療法人ファミリーメディカルは、東京・神奈川を中心に呼吸器内科を専門とするクリニックを展開し、患者さま1人1人に寄り添った医療を提供しています。
6-1.呼吸器内科に特化した医療体制
ファミリーメディカルでは、呼吸器専門医のもと、喘息・COPD・間質性肺炎などに対して精密な診断と治療を行っています。
そのため、臨床検査技師としても高度な肺機能検査や血液検査に携わることができ、専門性を深められる環境です。
6-2.働きやすさとキャリアアップの両立
・最新の医療機器で専門スキルが身につく:
先述の通り、当院では大学病院並みの最新検査機器を導入しており、呼吸機能検査(スパイロメーター・モストグラフ・呼気NO測定)の分野で全国トップクラスの実績があります。
高度な検査技術を習得でき、他では得られない貴重な経験を積むことができます。
・検査以外の分野でも患者様をサポート:
当院の臨床検査技師は採血や心電図、超音波検査(エコー)なども担当しています。
それだけでなく、喘息の患者さまへの病気・治療説明(喘息オリエンテーション)や禁煙外来での禁煙カウンセリングなど、検査以外の場面でも患者様を支えています。
検査室にこもるだけでなく患者さまと関わる機会も多いため、臨床検査技師として幅広い経験を積むことができます。
・充実した研修制度で着実にスキルアップ:
教育体制が整っており、新人研修や定期勉強会などで先輩スタッフが丁寧に指導します。
常に最新の知識・技術を学べるため、働きながら専門スキルを磨いて成長していける環境です。
・人間関係が良くチームワークも抜群:
スタッフ同士の仲が良く、困ったときは助け合える風通しの良い職場です。
管理栄養士や看護師、医師とも職種の壁なく連携して患者さまを支えており、臨床検査技師として意見やアイデアを発信しやすい雰囲気があります。
わからないこともすぐに相談できるので、安心して業務に取り組めます。
・日勤のみ・残業ほぼなしで働きやすい:
クリニック勤務のため夜勤・当直はなく、基本的に日中の勤務です。
また完全予約制により業務が過度に立て込むことが少なく、残業もほとんどありません。
終業後の時間を確保しやすく、プライベートも充実させられます。
医療現場で「働きがい」と「働きやすさ」の両方を求める方には最適な職場といえるでしょう。
インスタグラムでは職場の雰囲気や日常も公開しており、「チームとして支え合う温かい空気感」が伝わってきます。
◆公式Instagramはこちら>>
7.まとめ
臨床検査技師は、医療の質を根底から支える重要な専門職です。
特に呼吸器内科では、診断や経過観察に欠かせない多くの検査を担当し、患者さまの命に直結する重要な役割を担っています。
高齢化や感染症拡大など、医療を取り巻く状況が大きく変化する中で、臨床検査技師へのニーズはますます高まっています。
安定した職種であると同時に、専門性を活かして多様なキャリアパスが描ける魅力的な仕事です。
患者さまに寄り添って医療に貢献したい方、最先端の検査技術を学びたい方、ワークライフバランスを大切にしたい方──当院はそんな臨床検査技師の皆さんに最適な職場です。
ぜひ一緒に働いてみませんか?スタッフ一同、お待ちしています。