
同僚や先輩、患者様から厚く信頼される「できる看護師」になりたいと思いませんか?
実は「仕事ができる」と言われる看護師には共通する5つの特徴があります。
今回のブログでは、その5つの特徴と身に付けるためのスキルアップ術をご紹介します。
どんな看護師も、最初から仕事ができるわけではありません。
今回ご紹介することをひとつずつ実践して、あなたも「できる看護師」になりましょう!
1. 高いコミュニケーション能力
看護師のコミュニケーション能力は、患者様の不安や悩みを受け止め、スタッフ間で情報を共有し、適切な医療を提供をするために必要なスキルです。
できる看護師ほど、このコミュニケーション能力に長けています。
高いコミュニケーション能力を身に付けるスキルアップ術
コミュニケーション能力の向上に有効なスキルを4つご紹介します。
<アクティブリスニング>
アクティブリスニングは、相手の話を傾聴し、必要な相づちや質問をはさみながら、相手の本心を引き出して深く理解するコミュニケーションスキルです。
できる看護師は、患者様とコミュニケーションをとる際にアクティブリスニングを意識し、不安や悩みを受け止めながら、信頼関係を築いています。
【参考文献】「傾聴」JANS
https://www.jans.or.jp/glossary/listening/
<非言語的コミュニケーション>
人間はコミュニケーション全体の7%を言語情報、38%を聴覚情報、55%を視覚情報として情報を受け取っており、90%以上を非言語的な情報に影響されています。
この、言語以外で行うコミュニケーションを「非言語コミュニケーション」といい、これを意識することで、相手に安心感を与えたり好印象を与えることができます。
【参考文献】「コミュニケーションとヘイトスピーチ」法務省
https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken05_00052.html
できる看護師は
・表情を柔らかくする
・声のトーンや大きさを相手に合わせる
・目線の高さを合わせる
・ボディーランゲージを使う
といった非言語コミュニケーションをうまく活用しています。
<オープンクエスチョン>
オープンクエスチョンは、回答が限定されていない質問のことです。
逆に「はい」か「いいえ」で答えられる、回答が限定された質問をクローズドクエスチョンといい、これをつかってしまうと、患者様は不安や悩みを打ち明けづらくなってしまいます。
できる看護師は「どんな痛みがありますか?」「本日の治療はいかがでしたか?」といったオープンクエスチョンを活用して、患者様が気持ちを打ち明けられるようにしています。
<チーム内情報共有>
スタッフ間での情報共有が出来ていないと、患者様のフォローが遅れ、患者様に不安感や不信感が募ってしまいます。
特に看護師は、現場で患者様に一番近い存在ですので、患者様に安心していただけるよう、看護師間だけでなく他の医療スタッフとの情報共有を行いましょう。
できる看護師は、具体的に「仕事の進捗」「患者様の状態」「医師への伝達事項の確認」を密に行うよう意識しています。
2. 臨機応変な対応力
患者様の容体が急変するなど、現場では想定外のことが起きます。
そのため、できる看護師は機転を利かせ、臨機応変に対応する力を持っています。
臨機応変な対応力を身に付けるスキルアップ術
対応力を養うには、現場で経験を積むことが重要です。
その上で、先輩の看護師が患者様に対して気づいたことや、どのように対応するのかの思考過程を教えてもらいましょう。
また、普段から患者様をよく観察し「どのような対応が想定できるか」と考え、実際の対応との違いを見つけておくことも、できる看護師の近道です。
3. 専門的知識と技術の充実
できる看護師は、専門知識や技術の向上を常に心がけています。
医療は日々進歩しており、新たな治療法や技術が次々と生まれています。
そのため、適切な医療を提供するための専門知識や技術の継続的な研鑽が必要になってくるのです。
需要の高い、「がん」「感染症」「認知症」に関する専門知識や、今後需要が見込まれる「予防医療」に関する専門知識は、特に身に付けておくべきです。
専門的知識と技術を身に付けるスキルアップ術
認定看護師や専門看護師の資格取得を目指し、専門知識を身に付けながらキャリアアップをしていくことが、できる看護師の近道です。
忙しくて勉強時間が取れない方には「リトリーバル」という学習法をおすすめします。
リトリーバルとは、一度学習した内容を忘れたころに自分の頭の中で思いだすという学習法で、スキマ時間でも高い効率で学習することができます。
資格取得以外にも、日本看護協会が主催している研修セミナーや学会・イベントに参加することもおすすめです。
【参考文献】「スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長が教える 脳が一生忘れないインプット術」あさ出版
https://www.amazon.co.jp/dp/486667685X/
4. チームワークの強化
患者様に適切な医療を提供するには、看護師を含む医療スタッフ全員が協力しあう必要があります。
できる看護師は、それを理解しており、他のスタッフへの報告・連絡・相談にも無駄がなく、同僚や医師の支援のために先回りして動いています。
また、普段からスタッフとコミュニケーションをとり、円滑な情報共有ができるような関係作りも欠かしません。
チームワーク強化のためのスキルアップ術
先に紹介したコミュニケーションスキルを身に付けることを目指しましょう。
その上で、「できる看護師」と言われるにはリーダーシップを身に付けることも重要です。
リーダーシップ向上を目指した研修やセミナーに積極的に参加して身に付けましょう。
5. 精神的な強さとストレス管理能力
看護師は他の仕事に比べ、仕事量が多く仕事量の変動も多いため、ストレスのかかりやすい仕事だと言われています。
しかし、看護師が険しい表情をしていたり、ピリピリした雰囲気をだしてしまうと、患者様は不安に感じてしまいます。
そのため、できる看護師は、忙しいときやミスをして落ち込んでいるときも表情に出しません。
【参考文献】「メンタルヘルスケア」公益社团法人日本看護協会
https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/safety/mental/
精神的な強さとストレス管理能力を身に付けるためのスキルアップ術
個人的にできるメンタル・ストレスケアは「休養をとること」や「趣味などの気晴らし」、「瞑想などのリラクゼーション」があります。
ストレスが溜まってきたり、メンタルが落ち込んできたと感じた時は、実践しましょう。
また、生活習慣を正すことも、精神的な強さやストレス低減につながります。
【参考文献】「個人での対応(セルフケア)」公益社団法人日本看護協会
https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/safety/mental/kojin/index.html
6. まとめ
「仕事ができる」と言われる看護師の特徴と、そうなるためのスキルアップ術をご紹介しました。
看護師は仕事量が多く、様々な専門知識が求められるため、簡単な仕事ではありません。
しかし、どんな仕事よりも「やりがい」を実感できる仕事です。
私たちファミリーメディカルは、今回紹介したスキルアップ術を実践しながら働ける職場環境を提供します。
看護師のやりがいを感じながらスキルアップしていける環境で、一緒に働いてみませんか?