
「栄養指導って、献立やカロリー計算だけじゃない」
そう思えたときから、私の「管理栄養士」としての人生は大きく変わりました。
今、私がいるのは、分子栄養学に基づくカウンセリングを行うクリニック。
弘明寺、御嶽山、田園調布、日ノ出町と4つのクリニックを運営するファミリーメディカルでは、血液検査や生活習慣の聞き取りを通して、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの栄養アドバイスをしています。
このようなオーダーメイド型の栄養カウンセリングに興味のある方、栄養士として「人の人生に関わる仕事」をしたい方にとって、この職場は大きな成長の場になるはずです。
1.「この人には何が足りていないんだろう?」から始まる仕事
当院では、「分子栄養医学」というアプローチを用いて、体の根本原因に向き合う栄養カウンセリングを行っています。
初めてその言葉を聞いたときは、「分子?」とちょっとびっくりしました。
でも実はこれ、「血液検査などのデータをもとに、その人に足りない栄養素を見極めてアドバイスする」という、とても理にかなったアプローチなんです。
たとえば、同じ「疲れやすい」という症状でも、原因は人によって違います。
ある人は鉄分不足、ある人は副腎の疲労、ある人は糖代謝の問題かもしれない。
だからこそ、私たちの仕事は「この人自身に、今必要な栄養は何か?」を考えることから始まります。
集団ではなく、「その人の体」を見て提案をつくる。そこに、この仕事の面白さがあります!
2.新人時代、「自分にこんな力がつくなんて」と思ったこと
当院では、週1回の勉強会があったり、動画教材が見放題だったりと、学びの機会が豊富です。
でも、一番驚いたのは、「この知識って、自分の家族にも活かせるんだ」と気づいた瞬間でした。
たとえば、パートナーがなんとなく元気がない時、
「それ、鉄やビタミンB群が足りないかもしれないよ」と言えるようになった。
子どもがアトピーに悩んでいた同僚が、ある時「食事を変えてから肌が見違えるようになった」と話してくれました。
それを見て、私も栄養の力の大きさを再認識しました。
この仕事は、患者さんだけでなく、自身の「大切な人の健康」にも寄り添える力をくれます。
3.「日常の会話が勉強になる」そんな職場にいます
当院には、管理栄養士が多数在籍しています。
だからこそ、日々の会話の中にも学びのチャンスがあふれています。
たとえばこんな風に――
「この前の患者さん、○○を続けたら血圧下がってきたんだよね」
「この方は腸のトラブルが原因っぽいから、まずは消化力を整える方が優先かもね」
本やネットには載っていないような、「生きた知識」が当たり前に飛び交う環境。
ふとしたやり取りの中で、自然と知識が積み重なっていきます。
そして気づけば、私自身も「こういう提案ができるかも」と考えられるようになっていました。
ここにいるだけで、力がついていく。
そう思えるのは、日常に「学び」が溶け込んでいるからだと思います。
4.ただの「健康指導」ではない、人生に関わるカウンセリング
ある日、30代女性のカウンセリングをしました。
便秘と肌荒れに悩み、毎日薬を飲んでいたそうです。
話を聞きながら、栄養状態や生活習慣を分析し、食事とサプリメントの提案をしました。
その後、「毎朝スッキリするようになりました」「肌、褒められるようになったんです」と笑顔で話してくれました。
このとき、私たちは、ただの「管理栄養士」じゃない。「その人の生活」を一緒に整えていくパートナーなんだ、と思えました。
そんな中、特に印象に残っている患者さんがいます。
50代の女性で、慢性的な頭痛と肩こり、不眠に長年悩まされていました。
病院では異常なしと言われ、薬を処方されるものの、根本的な改善には至らず、不安と疲れを抱えて当院を訪れました。
最初のカウンセリングでは、問診や食事記録、血液データをじっくり確認しながら、その方の生活全体を一緒に見直しました。
すると、鉄やマグネシウム、ビタミンB群などの不足がみられ、睡眠にも影響が出ている可能性があるとわかりました。
そこから、食事内容の調整と栄養補助、夜のリズム改善を中心に、生活の中で無理なく取り入れられる提案を少しずつ実行してもらいました。
1ヶ月後、「少し眠れるようになったんです」とうれしそうに報告してくれた笑顔は、今でも忘れられません。
そして3ヶ月が経つころには、「気づいたら、薬を飲まなくても生活できていました」と話してくれました。
このとき、私は強く感じました。
「誰かの不調の“原因”を一緒に見つけ、その人に合った道を示す」。
それが、分子栄養学に基づいたカウンセリングの醍醐味なんだと。
ただ数値を見て終わりではなく、その人の背景、生活、悩みに寄り添い、一緒に前に進む。
「管理栄養士=献立を立てる人」というイメージを、いい意味で裏切るような働き方が、ここにはあります。
5.この仕事が向いているのは、家族を大事にするあなたかもしれない
患者さんとじっくり向き合いたい人。
体だけでなく、心にも寄り添いたい人。
「人が元気になるって、嬉しい」と思える人。
そして、「家族の健康も守れるようになりたい」――そんな想いを持つ人にも、この仕事はきっと合っています。
管理栄養士の知識は、職場だけでなく、家庭や自分自身の健康にも役立つ一生モノのスキルです。
6. 就活生の皆さんへ一言
ここには、同じように「人に向き合いたい」と思って集まった仲間がたくさんいます。
困ったときは助けてくれる先輩がいて、誰かの成功体験を「それ、私も試してみよう!」と学び合える空気があります。
もし、今のあなたが「もっと深く人を支えたい」と思っているなら。
きっとファミリーメディカルは、あなたのその想いを形にできる場所です。
ぜひ一度、見学や説明会に来てみてください。
あなたの中にある「管理栄養士としての可能性」、ここで広げてみませんか?