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「夏の疲れ」あなたはどのタイプ?管理栄養士が教える!ライフスタイル別・おすすめサプリ

鈴木麻莉子(管理栄養士)

最終更新日 2026.7.20

夏の疲れに合わせたサプリ選びを紹介する管理栄養士
「しっかり寝たのに疲れが抜けない」
「最近イライラしやすくなった」
「暑さで食欲が落ちている」
そんなお悩みの声を、私たち管理栄養士は夏になると多く耳にします。
これらは「夏バテ」の典型的な症状ですが、背景にある原因は人それぞれ異なり、一概に「夏バテ」と片づけられないケースも多いのです。

実際、当院での栄養カウンセリングを通じて見えてくるのは、生活スタイルや身体の状態によって必要な栄養素や代謝の課題が異なるという事実です。

この記事では、管理栄養士としての経験と分子栄養学の視点から、「運動を習慣としている方」「デスクワーク中心の方」「お酒を好む方」「食が細くなる方」など、ライフスタイル別に夏の疲れに役立つ栄養素・サプリメントの選び方をご紹介します。

1.「夏の疲れ」はタイプ で違う? まずは自分の傾向を知りましょう

夏の疲れにつながる生活習慣や栄養不足
一口に「夏バテ」といっても、その背景にはさまざまな要因があります。
運動による消耗、デスクワークによる脳疲労、お酒の影響、あるいは食欲低下。

ご自身のライフスタイルに合ったアプローチで、必要な栄養を無理なく補い、健やかな夏を過ごしていきましょう。

1-1.運動習慣ありタイプ

エネルギーと回復のための「アミノ酸」&「ビタミンB群」&「鉄分」

<特徴>
・ジム通いやランニングなどの習慣がある
・日中も体をよく動かす
・筋肉の張りや疲労感が気になる

運動量が多い方は、汗とともにミネラル・アミノ酸・ビタミンB群を大量に失いやすくなります。

特にアミノ酸は、筋修復や神経伝達物質の材料として重要なため、不足すると筋疲労・倦怠感・モチベーションの低下が生じやすくなります。

夏の時期は消化吸収機能が落ちやすく、普段通りの食事をしていてもうまく消化吸収されないことがあります。
アミノ酸はすでに吸収されやすい形に分解されているため、胃腸に負担をかけずスムーズに体内に取り込むことができ消化吸収を助ける大切な成分の1つといえます。

また、ビタミンB群は糖質・脂質・タンパク質をエネルギーに変換する過程で不可欠であり、不足するとだるさや疲労感につながってしまいます。

さらに、運動や発汗による鉄の消耗は見落とされがちです。持久力の低下・立ちくらみ・慢性的な疲労感が気になる方には、鉄分(ヘム鉄)もおすすめしたい栄養素です。

1-2.デスクワーク疲労タイプ

脳の代謝とストレスに効く「ビタミンB群」&「ビタミンC」&「マグネシウム」

<特徴>
・エアコンの効いた室内に長時間
・目や頭の疲れが強い
・集中力が持たない、夕方にぐったりする

デスクワーク中心の方は、脳の代謝が偏りやすく、酸化ストレスにもさらされやすい状態にあります。
長時間の緊張や眼精疲労により、副腎(ストレス対応を司る臓器)にも負荷がかかるため、疲労を感じやすくなります。

このタイプの方には、「ビタミンB群」でエネルギーを作り、「ビタミンC」と「マグネシウム」でストレス対策をサポートするのが効果的です。

特にマグネシウムは、神経の過剰な興奮を鎮める作用があり、リラックスや睡眠の質向上にもつながります。

1-3.お酒好きタイプ

肝臓と代謝を助ける「ビタミンB群」&「マグネシウム」

<特徴>
・暑くなるとビールの量が増える
・おつまみ中心で偏食気味
・翌日のだるさが抜けにくい

夏の夜はビールが美味しい季節ですが、アルコール代謝にはビタミンB群とマグネシウムが多く使われることをご存知でしょうか?
特にビタミンB1は、糖代謝や神経の機能維持に関わるため、お酒をよく飲む人には欠かせない栄養素です。

また、マグネシウムはアルコールの解毒にも必要です。
飲酒によって尿から排出されてしまうため、慢性的な不足が睡眠障害やイライラの原因にもなり得ます。

飲酒の前後や翌朝に、ビタミンB群+マグネシウムのセット補給を意識してみてください。

1-4.食が細くなる・食欲低下タイプ

エネルギー産生を支える「アミノ酸」&「ビタミンB群」

<特徴>
・暑さで食事量が減る
・そうめん、アイスなどで栄養が偏る
・胃腸が弱くなっている

夏になると、冷たいものばかりを食べて食欲が落ちてしまう方も少なくありません。
このような状態では、必要な栄養素が摂れていないだけでなく、そもそも代謝を回す「材料」が足りていない可能性があります。

前述のとおりアミノ酸は、胃酸・粘膜・消化酵素の材料でもあり、消化器機能の回復にも関わる重要な栄養素です。
ビタミンB群とあわせて摂取することで、エネルギー産生と回復の土台を整えることができます。

2.当院スタッフの「タイプ別サプリ活用術」

夏の疲れタイプ別のサプリ活用方法
当院では、管理栄養士を含む医療スタッフ自身が、自らの体調管理にもサプリメントを活用しています。
夏場は以下のようなライフスタイル別の組み合わせが人気です。

・サウナ好きスタッフ:「鉄+ビタミンB群+アミノ酸」で汗による消耗をカバー
・疲労や食欲低下を感じているスタッフ:「ビタミンC+ビタミンB群+アミノ酸」で代謝と消化機能をサポート
・ビールが好きなスタッフ:「夕食前後にビタミンBとマグネシウム」を摂取してアルコール代謝を助ける

栄養の基本はあくまで食事ですが、足りない分を上手に補う手段として、サプリメントの活用は非常に効果的です。
ただ、体の状態によっては栄養素を補充するのに順番がありますので、治療として取り組むには医師や管理栄養士に相談をする必要があります。

3.当院がサプリメントを推奨する理由

夏の疲れ対策でサプリを活用する理由
当院では、分子栄養学の考え方を取り入れた栄養カウンセリングを行っており、必要に応じてサプリメントの活用を推奨しています。

その背景には、以下のような現実があります。
・食品だけでは十分量の栄養を摂取することが難しい
・日常の食事で「現状維持」はできても、症状の改善には栄養が「足りない」ことが多い
・農作物の栄養価が、数十年前と比べて著しく低下しているというデータがある

つまり、現代のライフスタイルや体調の課題に応えるためには、食事+補助的なサプリメントが必要不可欠だと私たちは考えています。

◆「管理栄養士の行う栄養指導」とは?>>

4.なぜ「医療用サプリ」を勧めるのか?

医療用サプリで栄養補給を行う理由
市場にはさまざまなサプリメントが流通していますが、当院では原料・含有量・安全性にこだわった医療用サプリメントをご紹介しています。

その理由は、以下の通りです。
・原料が食品由来であること
化学合成された栄養素は、体内での利用効率が低く、副作用リスクを伴う場合も。
自然に近い摂り方を優先しています。
特にキレート鉄(体に吸収されやすい形に人工的に加工した鉄分)に関しては健康被害も多く報告されています。

・十分な栄養量が製品として保証されていること
一部の一般市販サプリでは、パッケージに記載されている含有量が「製造前の原料の量」であり、実際に摂取できる量とは異なるケースもあります。
医療用サプリは製造後に栄養分析されており、成分の安定性・実効性が高いのが特徴です。

・不要な添加物・香料・保存料が少ないこと
継続して摂取するものだからこそ、余計な添加物が少なく、体に優しいものであることを重視しています。

5.まとめ

夏の疲れは、暑さや睡眠不足に加えて、栄養の「質」と「量」の不足が関与しています。

当院では、管理栄養士が一人ひとりのライフスタイルと体調に応じたオーダーメイドの栄養アドバイスを行い、必要に応じてサプリメントを活用した健康支援を行っています。
サプリメントは魔法の道具ではありませんが、「食事で届かない部分を科学的に補完する根拠ある栄養ツール」です。

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