
「転職を繰り返していたら、すぐ辞めると思われるかもしれない…」転職回数やブランクがあると、応募前から不安になる方は少なくありません。
医療職の転職で大切なのは、転職の回数などでは決してありません。
本当に大切なのは「次の職場でどう働きたいか」です。
1. なぜ転職回数が多いと不安になるのか

転職回数が多い方が不安になる一番の理由は、「経歴だけで判断されるのでは」と感じるからだと思います。
医療の現場は、患者さんへの対応だけでなく、医師、看護師、管理栄養士、臨床検査技師、診療放射線技師、受付 など、多くの職種が連携して成り立っています。
そのため、応募者自身も「上手く連携できない人と思われないだろうか」と不安になるものです。
また、転職やブランクがあると、「自分はこの職業に向いていないのでは」と自信を失ってしまうこともあります。
しかし、転職には人間関係、仕事内容、家庭の事情、体調、キャリアチェンジなど、さまざまな背景があります。
大切なのは、過去を隠すことではなく、そこから何を学び、次に何を大切にしたいのかを整理することです。
2. 転職回数が多いと本当に不利になるのか

転職回数が多いからといって、それだけで不採用が決まるわけではありません。
厚生労働省の令和6年雇用動向調査では、1年間の転職入職者数は492.0万人、転職入職率は9.7%とされています。
つまり、転職そのものは珍しいことではありません。
一方で、採用側が気にするのは「また同じ理由で退職してしまわないか」「当院の考え方と合うか」という点です。
たとえば、退職理由が毎回あいまいだったり、前職への不満だけで終わっていたりすると、不安に見えてしまうことがあります。
しかし、経験を通して自分の希望が明確になり、応募先で実現したいこととつながっていれば、転職経験はマイナスな部分だけではありません。
むしろ、自分の希望や応募先で実現したいことを明確に伝えられて、かつ応募先が求める人材像と一致すれば、過去の転職経験が強みに変わります。
回数に目を向けるだけでなく、経験の中身を伝える準備が重要です。
3. 転職回数が多い場合に見直したいポイント

まず見直したいのは、これまでの経歴を「点」ではなく「線」で説明できるかどうかです。
「なぜその職場を選んだのか」「何を経験したのか」「次は何を大切にしたいのか」を順番に考えて、できれば書き出してみましょう。
「病院で幅広い業務を経験した方が、患者さんと近い距離で関われるクリニックを希望したい」
「管理栄養士として施設や保育園で働いた経験があるが、より早い段階から健康づくりに関わりたい」
などと考えている場合、転職は立派なキャリアアップです。
ブランクがある方は、空白期間を必要以上に否定的に捉えなくて大丈夫です。
ブランクの期間に「何があったか」「それでもこの職種を選んだのはなぜか」を伝えられるようにしておきましょう。
ブランクがある場合は、療養、家庭の事情、資格の勉強、自己分析など、その期間に向き合っていたことを整理しておきましょう。
4. 面接で転職回数について聞かれたらどう答える?

面接で転職回数について聞かれたら、言い訳を重ねるよりも、「事実」「学び」「応募理由」「これからの姿勢」の順で答えると伝わりやすくなります。
たとえば、離職回数が多い方の場合
「これまでいくつかの職場を経験する中で、自分に合った環境や、長く働くために大切な条件について深く考えるようになりました。そのため今は、仕事内容だけでなく、職場の理念やチームの雰囲気までしっかり理解したうえで入職したいと考えています。御院の患者さんとの関わりや多職種連携を大切にされている姿勢に魅力を感じており、ここで長く経験を積みながら成長していきたいと考えています。」
といった伝え方ができます。
当院もそうであるように、医療現場では患者さんへの思いやりやチームワークが大切です。
このように伝えられれば、面接する側は「当院の理念や雰囲気に共感してくれて、チームワークも発揮してくれるのでは」と期待してもらえることでしょう。
ポイントは、前職での経験を悪口にしないことです。
5. 次の転職で大切にしたい職場選びのポイント

転職回数が多い方ほど、次の職場選びでは「条件」だけでなく「自分に合う働き方」を知ることが大切です。
これまでの転職経験を振り返って、これまでの職場で何が自分に合わなかったのか考えてみて下さい。
そして、「何が合わなかったか」を「何がしたかったのか」まで突き詰めて考えてください。自ずと「何が自分に合うのか」が見えてくると思います。
一般的にクリニックは外来を中心に、地域の患者さんと継続的に関わりやすい職場です。
クリニック勤務のメリットは、患者さんとの距離が近いこと、チームの動きが見えやすいこと、職種を超えて学びやすいことです。
病院のように組織が大きすぎない分、自分の行動が患者さんやチームに届きやすいと感じる方もいます。
一方で、少人数だからこそ一人ひとりの役割が広く、忙しい時間帯はスピード感が求められることもあります。教育体制や相談しやすさ、職場の雰囲気は応募前に確認しましょう。
当院では、呼吸器疾患の早期発見・早期治療を大切にし、疾患の早期から専門職が介入して重症化を防ぐことをミッションに掲げています。
また、医師、看護師、管理栄養士、臨床検査技師、診療放射線技師、受付など、さまざまな職種でチームワークを発揮しながら、キャリアを成長させていける環境作りに努めています。
身近に患者さんと関わりながら、医療職のキャリアを積みたいと考えている方は、当院に必要です。ぜひご応募ください。
6. おわりに
転職回数が多いこと、ブランク、キャリアチェンジは、それだけであなたの価値を決めるものではありません。
大切なのは、過去の経験をどう受け止め、次の職場でどう活かしたいかです。
医療の仕事では、知識や技術だけでなく、素直に学ぶ姿勢、患者さんに寄り添う気持ち、仲間と協力する力が大切です。
応募前に不安がある方こそ、一度立ち止まって、自分が大切にしたい働き方を整理してみてください。
当院の考え方に少しでも共感できる方は、ぜひご応募お待ちしております。