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“ぜんそく”という病気とつきあうたった1つの方法
~「大人になって喘息が治った」は、命にかかわる勘違い。
喘息と上手くつきあい、本当の健康を手に入れるために知るべき真実とは?~

著者: 三島 渉(医学博士、横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック理事長)
呼吸器学会専門医/禁煙学会専門医/アレルギー学会専門医/内科学会認定医
医療法人社団ファミリーメディカル理事長

「先生。私、本当に喘息なんですか? 咳が続いているだけだと思っていたのに……」
当院に来て、はじめて喘息と診断された患者さんの多くがそう言います。

「喘息は胸がゼイゼイする病気だから、咳だけ出ているのは喘息とは違う」
「ゼイゼイするのが治ったから、喘息はもう治った」
「喘息って子供の病気でしょ」

もしも、あなたが喘息をこのように考えているのなら……。
残念ながらそれは間違いです。

喘息は危険な病気です。今でも、日本で年間1600人近くの患者さんが命を落としています。そして、完治させることはできません。

この医学が進歩した時代に、なぜ、喘息で亡くなる人がゼロにならないのでしょうか? 
それは、治療ができないからではありません。

喘息が重症化して、死に至るのを防ぐ方法は存在します。
そして、喘息を完治させることはできませんが、健康な人と変わらない日常生活を送ることは可能です。しかも、いたって簡単な方法によってです

では、なぜ喘息が重症化し、ゼイゼイして咳きこむ発作を繰り返し、最悪の場合、死に至る人が存在するのでしょうか?

それは、きわめて有効な治療があるにもかかわらず、多くの患者さんがその治療に関する正しい知識を持つ機会がないからです。そのことによって、喘息という病気に対して間違った常識をもったまま、病気を悪化させてしまう方が多いのです。

喘息に対する正しい知識を学び、適切な対応について理解することができれば、たとえ喘息と診断されたとしても、『一生の問題』となるリスクを回避することができます。

しかし、適切な治療を受けることを怠り、いったん重症化させてしまった場合には、残念ながらやり直しはできません。

いったん傷ついて、強いダメージをうけて細く固まってしまったあなたの大切な気道を、もとの健康な状態に戻すことはできないのです。

私は呼吸器内科の専門医として、今、この記事をご覧いただいているあなたに、そんなリスクを背負ってほしくはありません。

そこでこの記事では、喘息に対する正しい知識、多くの患者さんが知らない本当のリスク、そして問題解決の方法をわかりやすく書きました。
喘息という病気に悩まされることなく、健康な人と変わりのない毎日を過ごせるように、今すぐこの記事で必要な知識を手に入れてください。

>>次項 1. 「喘息は治った」は命にかかわる勘違い

著者プロフィール

三島 渉 (医学博士、横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック理事長)
呼吸器学会専門医/内科学会認定医/禁煙学会専門医/アレルギー学会専門医
医療法人社団ファミリーメディカル理事長

平成9年横浜市立大学医学部卒業。呼吸器内科専門医として活躍する一方、現代医学の限界を痛感。医学研究による解決を目指し、横浜市立大学大学院入学。分子細胞生物学を専門として、がん転移に関連する細胞機能の研究を行い、平成17年医学博士取得。

その後再び臨床の現場に戻るも、症状がひどくなってからでないと来院してもらえない医療の世界の構造的な問題を認識。

「症状がまだ軽いうちに気軽にかかってもらえるクリニックをつくろう」と決意し、平成19年横浜市南区に呼吸器内科専門の「上六ツ川内科クリニック」を開院。病気が進行すると改善が難しい呼吸疾患の早期発見・早期治療の重要性を伝えている。

現在、毎月500人以上の喘息患者と100名以上のCOPD患者を診療。禁煙治療にも力を注ぎ、呼吸器疾患で苦しむ人のいない社会の実現を目指している。年間約100名の禁煙指導を行い、84.6%の禁煙成功率を達成している。

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