横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック

高齢のご家族の咳・息切れが心配な方へ

高齢の家族に咳や息切れが続き、日常生活への影響が出ている様子

ご高齢のご家族が、

  • 最近よく咳をしている
  • 少し動いただけで息切れする
  • 夜間や明け方に咳き込むことが増えた

このような様子を見て、
「歳だから仕方ないのかな…」
「病院に連れて行くほどではない気もする」
と、迷ってしまうことはありませんか。

咳や息切れは、加齢による体力の低下だけでなく、気道や肺、心臓の病気が関係していることもあります。
また、高齢の方はご本人がつらさを訴えにくく、周囲が気づいたときには症状が進んでいるケースも少なくありません。
特に、2週間以上続く咳や、以前より息切れが強くなってきた場合は、一度医療機関で相談しておくと安心です。

高齢のご家族の咳・息切れの背景にある主な原因

高齢の方の咳や息切れは、加齢による体の変化に加えて、
呼吸器や心臓の病気、生活環境など、いくつかの要因が重なって起こることがあります。

当院で高齢の方に多くみられる背景には、次のようなものがあります。

呼吸器の病気による咳や息切れ

喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、間質性肺炎など、気道や肺の病気が関係していることがあります。
これらの病気では、少し体を動かしただけで息切れを感じたり、咳が長く続いたりすることがあります。

特に、これまでに喫煙の習慣があった方や、風邪のあとから咳が続いている方は、注意が必要です。

誤嚥(ごえん)や誤嚥性肺炎の影響

高齢になると、飲み込む力や咳で異物を出す力が弱くなり、食べ物や唾液が気管に入りやすくなります。
これを誤嚥(ごえん)といい、誤嚥を繰り返すことで肺炎につながることがあります。

  • 食事中によくむせる
  • 食後に咳き込むことが増えた
  • 微熱や元気のなさが続いている

このような変化がある場合、誤嚥性肺炎が関係している可能性も考えられます。

心臓の病気による息切れや咳

心不全など、心臓の働きが弱くなる病気でも、息切れや咳が出ることがあります。
特に、横になると息苦しくなる、夜間に咳が出やすい、足のむくみがあるといった場合は、呼吸器だけでなく心臓の病気が背景にあることもあります。

鼻やのどのトラブル、生活環境などの影響

副鼻腔炎による後鼻漏(こうびろう)や、空気の乾燥、エアコンの風、室内のホコリなどが刺激となり、咳が続くこともあります。

また、薬の副作用や、体力低下・脱水などが影響して、咳や息切れが目立つようになることもあります。

このように、高齢の方の咳や息切れは、見た目だけでは原因を判断しにくい症状です。
「年のせい」と決めつけず、背景を整理していくことが大切になります。

咳や息切れの背景に応じた治療の考え方

医師が生活環境や服薬状況を確認しながら症状の背景を整理している様子

高齢の方の咳や息切れを改善するためには、
「なぜ症状が出ているのか」を一つずつ整理していくことが大切です。

当院では、

  • 咳や息切れが出やすい時間帯
  • 動いたとき、横になったときの変化
  • 食事中のむせや体力の低下
  • 生活環境やこれまでの病気
  • 現在服用しているお薬

などを丁寧にお伺いし、必要に応じて検査を行いながら、症状の背景を確認します。

高齢の方では、呼吸器の病気だけでなく、
心臓の状態や誤嚥、体力・生活環境などが重なって症状として現れていることもあります。
そのため、単に咳を止めるのではなく、
体の状態に配慮した無理のない治療方針を組み立てていきます。

呼吸器の病気が関係している場合

喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などが考えられる場合は、気道の炎症を抑える吸入薬や、呼吸を楽にするお薬を使いながら、症状の改善を目指します。

年齢や体力、持病を考慮し、必要最小限のお薬で負担の少ない治療を行うことを大切にしています。

誤嚥や誤嚥性肺炎が疑われる場合

食事中のむせや、食後の咳が目立つ場合は、誤嚥が関係している可能性も考えます。

この場合は、

  • 肺炎の有無の確認
  • 必要に応じた抗菌薬治療
  • 食事の姿勢や食べ方の工夫
  • 口腔ケアや水分摂取の見直し

などを組み合わせて対応します。

心臓の病気が背景にある場合

息切れや夜間の咳が目立つ場合、心不全など心臓の病気が関係していることもあります。

その際は、心臓の状態を確認し、必要に応じて循環器専門医と連携しながら治療を進めます。

生活環境や体力低下が影響している場合

空気の乾燥や室内環境、脱水、栄養不足などが影響している場合は、生活環境の調整や体調管理のアドバイスを行います。

症状の程度やご本人・ご家族の状況に応じて、「今できること」から無理なく整えていくことを重視しています。

高齢の方の咳・息切れに対する当院の診療の強み

高齢の患者と家族に対し、呼吸器内科専門医が診療を行っているイメージ

高齢の方の咳や息切れは、
呼吸器の病気だけでなく、心臓の状態や誤嚥、体力や生活環境など、いくつかの要因が重なって現れていることが少なくありません。

当院では、呼吸器内科専門医が土日祝日も毎日診療を行い、咳や息切れの出方を丁寧に確認しながら、背景にある原因を一つずつ整理していきます。

高齢の方の場合は、検査や治療の負担にも配慮し、必要な検査を必要な分だけ行うことを大切にしています。

また、診察ではご本人だけでなく、ご家族から見た日常の変化も大切な情報として伺いながら、現在の状態や治療の必要性を分かりやすくお伝えします。

「受診するほどか迷っている」
「何科に相談すればよいか分からない」
といった段階でも、ご相談いただいて問題ありません。

当院の診療フロー(来院後の流れ)

横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニックの待合室の様子

高齢の方の咳や息切れは、症状が出る場面や経過によって原因が異なるため、
当院では以下の流れで、症状の背景を丁寧に確認していきます。

  • 1
    問診(WEBまたは紙)

    咳や息切れが出やすい時間帯(夜間・動作時・横になったとき など)、
    食事中のむせ、体力の変化、生活環境、現在服用しているお薬について詳しく伺います。
    ご家族から見た日常の様子も、大切な情報としてお聞きします。

  • 2
    専門医による診察

    問診内容と聴診結果をもとに、
    呼吸器の病気、誤嚥、心臓の病気などの可能性を整理し、
    症状の出方から考えられる原因を絞り込んでいきます。

  • 3
    胸部レントゲン検査(必要時)

    肺炎や慢性の肺の病気、心臓の大きさなどを確認し、
    咳や息切れの原因となる異常が隠れていないかを調べます。

  • 4
    呼吸機能検査・その他の検査(必要時)

    呼吸機能検査や心電図などを行い、
    呼吸や心臓の状態を客観的に確認します。
    体調やご負担に配慮し、無理のない範囲で検査を行います。

  • 5
    診断説明と治療方針のご相談

    検査結果と症状の経過をもとに、
    現在考えられる状態や治療の必要性について、分かりやすくご説明します。
    ご本人・ご家族の状況をふまえながら、今後の治療や生活上の注意点をご相談します。

当院では、原因をできるだけ早く整理し、
安心して治療を進めていただけるようサポートしています。

当院で実施できる検査と評価

高齢の方の咳や息切れは、一つの原因だけで起きているとは限らず、加齢による変化や、これまでの病気、生活状況などが重なっていることも少なくありません。
当院では、
ご本人とご家族が安心して状況を理解できるように、今の体の状態を一つずつ確認しながら進めていきます。

胸部レントゲン検査(肺や心臓の状態を確認する検査)

肺炎の影がないか、 心臓が大きくなっていないかなど、まず目に見える変化が隠れていないかを確認します。
検査は短時間で行えるため、 体への負担を抑えながら、今の状態を把握するための最初の確認として行うことが多い検査です。

モストグラフ(普段どおりの呼吸で気道の状態を確認する検査) 気道の状態を測定するモストグラフ検査と検査機器

座ったまま、普段どおりの呼吸を続けることで、気道の狭さや刺激への反応を確認します。

スパイロメトリーのように強く息を吐く必要がないため、体力に不安がある方でも、無理のない範囲で行いやすい検査です。

スパイロメトリー(呼吸のはたらきを確認する検査) 呼吸機能を測定するスパイロメトリー検査と検査機器

肺活量や息を吐く力を測定し、 呼吸のはたらきに無理がかかっていないかを確認します。

ご高齢の方で、 強く息を吐く動作が難しい場合には、 無理に行わず、できる範囲での評価や、別の負担の少ない検査で代替することもあります。

呼気NO検査(気道に炎症が関わっていないかを確認する検査)

吐く息を使って、 気道に炎症が関わっていないかを数値で確認します。

「年齢のせい」「むせやすさの問題」と思われていた咳が、 実は気道の炎症と関係しているケースもあり、 体に負担をかけずに確認できる検査として用いることがあります。

心電図(心臓のリズムや負担のかかり方を確認する検査)

高齢の方の咳や息切れでは、 呼吸器だけでなく、 心臓のはたらきが関係していることも少なくありません。

動悸や脈の乱れがないかを確認し、 全身の状態を把握したうえで、 安全に治療を進めるための参考とします。

必要に応じて専門医・医療機関と連携

検査や経過から、より詳しい評価や専門的な治療が必要と考えられる場合には、連携している医療機関や専門医へご紹介し、適切な診療につなげています。

治療にあたっては、お薬だけに頼るのではなく、生活環境の調整や体調管理の工夫も含めて、ご本人・ご家族にとって無理のない方法を一緒に考えていきます。

専門医からのメッセージ

ご高齢のご家族に咳や息切れが続いていると、
「年齢のせいなのだろうか」
「病院に連れて行くほどではないのかもしれない」
そう迷われるご家族の方は少なくありません。

診療の現場では、ご本人がつらさを我慢してしまったり、
「大丈夫だから」と症状を控えめに伝えているうちに、
受診のタイミングを逃してしまったケースを多く見てきました。

高齢の方の場合、症状の強さよりも、
「以前と比べてどう変わったか」
というご家族の気づきが、大切な手がかりになることがあります。

当院では、
症状だけを見るのではなく、ご本人の体調や生活のご様子、ご家族が感じているご心配も含めてお話を伺いながら、無理のない形で状態を確認していくことを大切にしています。

「この段階で相談していいのだろうか」と迷われている状況でも構いません。
早めに確認しておくことで、ご本人にもご家族にも安心につながることがあります。

少しでも気になる変化があれば、どうぞ一人で抱え込まず、ご相談ください。

横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック
理事長・医学博士 三島 渉
横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック 理事長・医学博士 三島渉

まずはお気軽にご相談ください

  • ご高齢のご家族の咳が2週間以上続いている
  • 以前よりも息切れしやすくなったと感じる
  • 夜間や明け方に咳き込むことが増えてきた
  • 「年のせい」と思って様子を見ているが、少し気になっている
  • ご本人はつらさをあまり口にしないが、家族として心配がある

こうした段階でも、受診していただいて問題ありません。

高齢の方の咳や息切れは、早めに原因を確認しておくことで、
必要以上に悪化するのを防げることも多くあります。
また、「異常がない」と分かるだけでも、
ご本人やご家族にとって安心につながります。

「受診のタイミングが分からない」
「この程度で相談してよいのか迷う」
という場合も、どうぞお気軽にご相談ください。

クリニック案内

横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニックの外観
クリニック名 横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック
アクセス 京急「弘明寺駅」より徒歩3分
JR東戸塚駅よりバス25分「弘明寺口」徒歩1分
予約 完全予約制
電話 045-306-8026
受付時間 平日 9:00〜18:00 / 土日祝 9:00〜16:00
診療時間 【午前】9:00〜11:30(初診のみ11:00まで)
【午後】15:30〜18:00(初診のみ17:30まで)
※土日祝日の午後は14:00〜16:30(初診のみ16:00まで)

よくある質問(Q&A)

Q
高齢の家族が「歳のせいだから大丈夫」と言っていますが、受診した方がよいのでしょうか?
Q
咳や息切れがあっても、熱がなければ様子を見てよいですか?
Q
付き添いで家族が一緒に受診してもよいですか?
Q
どの診療科を受診すればよいか分からないのですが大丈夫ですか?
Q
受診するほどではないかもしれないと思うのですが、相談だけでも可能ですか?
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